どーも。エクソロです。
令和3年予備論文試験の成績を貼っておきます。
成績はこんな感じでした(カッコ内は成績が来る前の主観)。
憲法:F(F)
行政法:C(C)
民法:B(C)
商法:B(B)
民訴:A(C)
刑法:C(A)
刑訴:E(D)
一般教養:E(D?)
法律実務基礎:A(A)
総合得点:245.82点(合格点240点)
順位:378位(479人が合格)
令和2年からの成績の変化はこんな感じです。
令和2年→令和3年
憲法:F→F
行政法:F→C
民法:D→B
商法:C→B
民訴:F→A
刑法:D→C
刑訴:F→E
一般教養:D→E
法律実務基礎:B→A
順位:1,534位→378位
令和3年はやらかしたと思っていた憲法と刑訴の評価がやはり低かったです。
問題自体は易しめだったと思うのでやらかすとこうなるんだと思います。
重問や論パタに帰責できない自滅なので、その点はポジティブにとらえて対策を打っていきます。
一般教養はよくわかりませんが、ぼくの銭ゲバなところを出したのがマイナスだったかもです。
正直設問1はちゃんと書けた自信がありました。
とにかく一般教養という意味不明な科目が来年から無くなるのはみんなにとって良いことだと思います。
行政法は
「Cはとれてるよね?」
と思った通りでした。
去年と違って設問1はちゃんと書けたし。
刑法はもっとよくできたと思ったのですが、C評価と伸び悩みました。
みんなある程度できていたんだと思います。
あと、もしかしたら違法性阻却事由の自救行為が響いたかもしれません。
民事系はまぐれ感がややあります。
でも「知識はパワー」と今回再確認しました。
民法と商法は重問にあることで書けました。
「ジョー担」や「イロー金」も有効でした。
「本件譲渡担保契約」や「退職慰労金」と1回1回書く手間を考えたら圧倒的な時間の節約になります。
あとぼくは漢字が全般的に苦手です。
牽連犯の「牽」も未だに書けずにいつもひらがなです。
ちなみにぼくはまず「退職慰労金」とちゃんと書いて、その後すぐに「(以下「イロー金」)」と書いているのでルール的にOKだと思います。
去年までのぼくなら「(以下「T」)」とか書きそうですが、読み手の負担を考えるとアルファベットは怖くてもう使えません。
民訴は知識というより、重問で4Sの複雑訴訟パターンをうまく使えるようになっていたのが活きたかなと思います。
やはり複雑訴訟パターンは秀逸でした。
あと民訴はむずかったのでちょっとできると高評価になったのかもしれません。
実務科目のA評価は作戦通りだし、受けた後も
「A行ったかな」
と思いました。
今年と去年で違うのは民事実務の準備書面の書き方・書く内容を心得たことです。
今年は重問ばかりやっていて実務科目はおろそかになっていたのですが、準備書面をテコ入れすることでBからAに行きました。
ぼくは設問1(4)は白紙だったので、やっぱ準備書面がデカかったと思います。
準備書面は1ページ半くらい書きました。
1ページ程度と指定されていますが、
「文字の大きさは人によって違うから1ページ半くらい書いてもいい。」
「ここで点を稼ぐべし。」
と言われて
「たしかに。」
と思いました。
それで余裕で1ページ半くらい書きました。
字も割と小さ目で。
(ややリスキーですが、全部自己責任です。)
ほかにも去年との違いがあって、争いのある供述の信用性を自分のは補強して、相手のは叩いたりしました。
あとはナンバリングです。
刑事実務を書いているときは手が震えました。
信用性で何を書けばいいかわかりすぎて、1日目の4科目がある程度できていたと思っており、民実もできている感触があったので
「ぼくこのまま下手をこかなければ受かるぞ。。」
と思っていたからです。
でも実際は1日目は下手をこいていてボロボロでした。
これだから1日目が終わった後は振り返りなどせずに翌日に備えて休んだり寝たりするに限ります。
今年は憲法以外の6科目の重問を回すのに必死で、憲法がかなり手薄になりました。
現場で何とかなるとも思っていましたが、「ターゲットの設定を誤る」という1度もしたことがないミスを本試験でやらかしました。
あと、やはり頭がバカな状態で受けてました。たぶん。
刑訴の条文も間違えたし。
本試験前日や本試験当日は勉強しないように努めて実際にほっとんどしなかったのですが、それでもやはり回復は難しかったようです。
とはいえ、休みすぎると勘が鈍るし、知識習得もギリッギリだったので仕方がないかなと。
さて、以下の記事を書いたときは重問をやるかめちゃくちゃ迷いました。
>>【方向転換】アガルート重要問題習得講座の受講を始めました。【知識をつけよう!】
(当時は超絶不安でした。)
でも、重問に舵を切って正解だったと思います。
やっている割に伸び悩んでいる人、特に4S生には重問をぼくはすごくおすすめします。
やはり知識がないと予備試験はきついところ、論パタと過去問だけでは不十分だと思うからです。
去年Fに沈んだ行政法で無難にCをとれたのは重問のおかげです。
行政法は令和元年からトレンドが変わってきており、重問をやって初めて「無難」にCが取れるくらいだと思います。
1つの設問でまあまともなことを書いても、もう1つの設問がわからずにこじつけで書いたらFがつきましたからね。
平成に受かった方で
「行政法は過去問をやっておけば高評価が取れる。」
という意見は話半分に聞いたほうがいいです。
また、去年Fに沈んだ刑訴も重問をやっておけば高評価が取れたはずです。
アガルート論証集ではAランクでしたし。
上記はいずれも事前準備できるはずのものでしたが、ぼくは行政法も刑訴も去年は現場で
「こんなの知らない。。」
でした。
でも今年は事前準備をしっかり重問でしていたのでみんなが知っているところは自分もちゃんと知っていました。
相対評価の試験なのでこれがでかいかなと。
それに、民法と商法は重問でゴリっとB評価をとれました。
民訴のA評価は4Sの複雑訴訟パターンを使いこなしたことによるものですが、去年までのように論パタと過去問をひたすら繰り返す勉強ではここまで使えるようになっていなかったはずです。
ぼくは司法書士試験は割と短期で受かりました。
そのときはひたすらオートマシステム(テキスト)やでるトコ一問一答を繰り返すという勉強法でした。
ただ、同じ問題を繰り返し解く弊害は論文式試験では大きく、司法書士の成功体験が邪魔をしたかなと思っています。
「教材を5回回して受からなければ10回やろう!」
という発想でした。
重問の良かったところとか詳しくは以下の記事にも書きました。
重問を取るか迷っている人はよかったらどうぞ。
>>4S論パタ生のぼくがアガルート重要問題を使って最も実力が伸びた科目【評判】
非常にモヤモヤしますが、とにかく口述の合格発表を待ちます。
それではまた。
コメント
エクソロさん
口述試験お疲れ様でした!
論文は民事系が特にすごいですね。
勉強法も参考にさせてもらいたいです。
ところで、エクソロさんは実務基礎科目はどのように勉強にされてましたか?お恥ずかしながら、勉強が進んで無い事もあり、私はFでした。
まずは過去問を潰そうとは思ってるのですが、お勧めの勉強法ありましたら是非教えてさい。
また、民事は大島本という定番書があるのですが、刑事は何を読むべきも分かっておらず。。
来年の本試験に向けてお忙しい中かと思いますが、お時間ありましたらおしえて教えて頂けますと大変ありがたいです。
社会人受験生さん、いつもコメントありがとうございます!
民事系は自分でも驚くくらいできていました。
実務基礎科目は、民事は過去問と新問研、大島本の上巻と入門編をしました。
去年までは過去問と新問研、大島本入門編だけでしたが、入門編には載っていなかった通謀虚偽表示の善意の第三者の問題が令和2年に出題されたので要件事実が全部載っている上巻を購入して要件事実を学びました。
ただ、上巻には要件事実しか基本的に載っていないので、文書の成立や倫理は入門編で学びました。
刑事は過去問と刑事実務基礎の定石で学びました。
あと辰巳の青本(法律実務基礎科目ハンドブック)も参考程度に読みました。
(口述対策では青本もガッツリ使いましたが。)
ぼくも最初は過去問を潰すことから始めるのがおすすめです。
ぼくは過去問と新問研で1年目はC評価でした。
その後に2年目で大島本入門編と定石を始めてB評価を取り、3年目の今年は大島本上巻もやって準備書面などの書き方・書く内容を変えてA評価でした。
参考になれば幸いです。
ご返信ありがとうございました。
是非参考にさせて頂きます!
準備書面についてはエクソロさんの再現答案を見て真似できればと思います。
準備書面のコツのようなものがありましたら、また教えて頂けますと幸いです!
了解です。
ちょっといつになるかわかりませんが、準備書面のことについても記事にできたらと思います。
よろしくお願いします!