令和2年予備論文試験再現答案:一般教養

設問1

クレオン:アンティゴネがしたポリュネイケスの埋葬は王が出した掟に反する。アンティゴネは王出ない以上、王に仕える人間の一人なのだから慎みを持つべきだ。なのに、アンティゴネは掟を破ったときには不遜の思いを抱いており、その後も掟を破ったことを誇り、自分の行為にいい気になっている。掟を破ってそのような態度をとるのは恥ずべきことで、デバイの人々も同じように思っている。

アンティゴネ:クレオンの出した掟は神の不滅の掟ではない。埋葬を禁じるのはその掟を破ることであり、人間が本来していいことではない。もしその掟を破る、つまり兄を埋葬しなかったら(いつか来る)死んだときに神に合わせる顔がない。掟を破ってつらい思いをして生きるより死ぬほうがマシだ。クレオンにとって、私は愚かに見えるだろうが、それはクレオンが愚かだからだ。自分の兄を埋葬するのは最高の誇りだ。恥ずべきことでは決してない。デバイの人々も同じように考えている。ただ、それを表に出さないのは王という権力者のクレオンをおそれているからだ。

設問2

クレオンとアンティゴネの本問論争は古代から信じられている宗教上の信仰に近い倫理観と人間が後から作った法が対立している。これは今日における中絶問題にもあてはまる。

中絶をするのは少なくとも日本では法律で許されているが、中絶をすると命を殺すことになり、これは一部の宗教で禁じられているため、法で許容することもできないと中絶反対派はいうだろう。これに対して、動物を殺して食べることは良く行われていることであり、命を殺すのは動物を殺すのも中絶も同じだと賛成派はするだろう。しかし、動物の命を殺すのは人間の命を守るために仕方がないことであり、またそもそも人が人を殺すのと人が動物を殺すのは違うと反対派はいうだろう。一方、賛成派は、女性は子を産む際に死のリスクをはらんでおり、また子育てをするとなれば人生、つまり命を左右することになるため、中絶は女性という人間の命(人生)を守るものであるため倫理面で問題ないというだろう。また、そもそも受精卵がいつから人間になるかがあいまいであり、中絶が人を殺すことにはならないともいうだろう。これに対して反対派は人の体にある以上、命であればそれは人の命なのだというだろう。また、人工的に妊娠することが許されるなら、中絶もいいだろうと賛成派はいうだろう。しかし、反対派は命を作るのと絶やすのは別物だというだろう。

【感想】

一般教養は2項対立をいつも意識してるけど、今回は初めから対立してて、「うわー」と思った。

2項対立を意識してなくても問題文や問われ方から結構自然に2項対立の答案になるから差別化できない。

再現答案を書いてて設問2は意味不明で支離滅裂なことばかり書いてたなと思った。。

たぶん終わった。

設問1は丸写しにならないよう適宜自分の言葉に置き換えて書くことは意識したが、そこまで良い要約でもないと思う。

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コメント

  1. 司法書士専業受験生 より:

    エクソロさん
    論文試験お疲れ様でした!
    そして早くも再現答案をされていて尊敬します。
    内容理解するだけでも苦労しているのに、書けるようになるのか…論文なんとも難しいです…。
    ひとまず延長のため例年より長い直前期が終わって良かったですね(*^^*)
    また引き続きブログ楽しみにしています。
    あとエクソロさんの過去の記事で「司法書士試験会場は悲壮感が漂うが、予備試験会場は若者でキラキラしている…」と書かれてた点に大変共感しました。

    • エクソロ より:

      司法書士専業受験生さん
      ありがとうございます!
      早く書かないと忘れるし、いつまで経ってもゆっくりできないと思い、頑張りました。

      「本当に自分が論文を書けるようになるのか?」って思いますよね。
      ぼくも一応形だけは書けるようになりましたが、中村先生がいなければ書けなかったか書けてもものすごく時間がかかっていたはずです。

      とにかく終わってよかったです(*’▽’)
      再現を作る過程で自己評価がどんどん下がっていてそれが辛いですが(*_*;

      司法書士試験と予備試験は(良くも悪くも)少し雰囲気が違いますよね。