どーも。エクソロです。
昨日は早稲田大学で予備短答試験を受けてきました。
ぼくは早稲田から30分くらいのところに住んでますが、隣人に睡眠を妨げられるリスクを考えて前日にホテル入りしました。
それで試験を受けて格闘し、直接帰るのではなくホテルに荷物を取りに戻って家に帰りました。
そんなこんなで家に帰りついたころにはヘトヘトで暑さもありドロドロです。
自己採点が若干怖くて
「明日でいいや。」
となり、それでも眠れないので1時くらいまで非生産的な時間を過ごしました(でもこういう時間もたまには大事ですね)。
で、今日朝起きてLECとアガルートで自己採点をし、さっき伊藤塾で法律科目を再度採点し、一般教養も採点した結果です(解答が分かれたところは誤りとしました)。
民法28点
商法21点
民訴17点
憲法30点
行政法23点
刑法26点
刑訴18点
一般教養21点
合計184点(法律:163点)
法律科目で自己ベストが出たのは嬉しかったです。
最後の2週間ちょっとは論文を切って短答にフルコミットしたので、その成果だと思います。
もしかしたらマークミス等あるかもしれませんが、とりあえずここからまた本丸の論文に向けて駆け抜けていこうと思います(今日は休む)。
(もしダメなら働き者になろう。
ってか、本来なら今の時期はバリバリ働いてたんだ。)
科目別の反省点を備忘録も兼ねて書いておきます。
民法:28点
民法は最初の最初に解いたのですごく緊張した。
去年のできが良く、「得意科目」と認識してたのも災いしたか。
慎重になり過ぎて時間が押して、それがさらにプレッシャーになり解くのが遅くなる(ストップウォッチもチラチラ)という悪循環で民法の前半は借金をすることもあった(持ち時間が1問2分でそれを超えたら借金)。
でも、
「このままじゃいかんな」
と自分の力を信じ本当に自信がある肢だけで答えを出して一問サクッとやっつけたら借金が帳消しになり時間のプレッシャーからも解放され、サクサク解けるようになった。
今回も司法試験系の過去問を一切を解かず、司法書士テキストのオートマシステムをやるだけだったけど、結果的に正解(年間通して全体を2周、改正は+3周。あと保証と債権譲渡は大島本をやりながら、詐害行為は論パタをやりながら適宜やった)。
民法はオートマでいいな。
肢別にしろ、パーフェクトにしろ民法の過去問集は2冊だから過去問で民法をやるのはきつい。
めんどくさい。
商法:21点
やつら為替手形と小切手を出しやがった。
狭義の商法もマイナーなのが一問。
去年は商法から急に雑念が湧いてパニックになったけど、そういうこともなくやり切れたのが一番(でも点数は下がった)。
会社法は司法書士の貯金が無くなってるのか?
でも、オートマに載ってないやつが多かったように思う。
手形系は年間で肢別を4周やったけど、それ以外はオートマ・デュアルコアを2周。
民訴:17点
民訴はやっぱりむずかった。
オートマ民訴だけだと限界があるな。
ある程度の点数を狙うには過去問はやらないとダメ。
めんどくせーと思ってやらなかったけど。
といっても、コスパはオートマかなと。
1から過去問集をやるのは本当にしんどいし。
いやーでも、17点はな・・・。
でも、来年は3科目だけだから民訴のことはもういいか!
民事系全体を通して、時間が押してマークミスの見直し時間が取れなかったのが反省点。
民法はサクサク解いて貯金がたんまりあったけど、商法と民訴で食い潰した模様。
この反省は刑事系に活きた。
憲法:30点
マークミス等なければ奇跡の満点。
憲法を含め公法系科目でこんな点が取れる日が来るとは思ってもみなかった。
勘がさえてたのもある。
ちなみに、どっちか迷ったら基本的に多数派が選びそうなことを選んでます。
間違えても痛手が少ないので。
手形系や公法系・刑事系は肢別本4周(1・2周目は肢別にある過去問・プレ・サンプルだけ。3周目は苦手な問題厳選。4周目はさらに厳選)。
行政法:23点
行政法はいつも通りちょいむず。
できたつもりでもできないことが多いので想定は低めだったけど、自己採点の点数は想定より若干上。
行政法も勘はさえてたほう。
公法系全体を通して、いつも通り時間に余裕があった。
刑法:26点
刑法は時間が足りないのを分かってるから考える系の時間がかかる問題は飛ばし飛ばし。
得られる点数が変わらないのに、時間がかかる問題に固執するのはコスパが悪い。
一問一問は大局的に見ると勝敗に関係ない小さな「局地戦」に過ぎないので、くれてやります。
刑訴:18点
何となく個数問題が多かった印象。
得意と自負していたが、かなり伸び悩んだ。
一般教養:21点
初めから期待してない科目。
解ける問題を時間をかけてでも着実に取るスタンス。
今回も国語系や英語の問題を解いた。
時間が無くなり、残り2分で必殺!「グルーピング」で4問マーク。
で、全問不正解。
全体的な感想・反省
今は割と晴れ晴れとしています。
先ほども書いた通り、去年のように変な雑念が湧かず、ベストを尽くしてやり切れたのが本当に大きいです。
また去年は試験直後が地獄だったので、自分の悲観的な性格も考慮し、今年は短答に力を入れました。
試験日は頭をベストの状態にするために基本的に勉強しませんでした(重ーい教材を持って行ったのに。もはや精神安定剤ですが、その価値はあります)。
こんなふうに試験前・試験中ともにベストを尽くしたので悔いはありません。
まだどうなるかわかりませんが、明日から切り替えて論文を見据えてまた頑張ります(ダメならダメでまた切り替える。ポジティブシンキング!)。
ちなみに、今回は前代未聞のコロナ渦での試験でしたが、席はこんな感じでした↓
こんなふうに間隔が最初からある状態でしたが、それでも欠席者がいつもより多かったように思います。
年齢層も高めに感じました。
さて、今回は反省点も3つあります。
- 時計を持って行ったが、時間が合ってなかった
- タイマーのセットをミスった
- 終わった科目について話してしまった
ぼくは腕時計を持って行ったのですが、時間が合ってなくて「無用の長物」と思いしまいました。
しかし時計がないとタイマーとストップウォッチだけでは、いつ試験が始まるかわかりません。
心の準備は必要だし、良いスタートを切るために試験官が合図するタイミングを予測するのも重要です。
なので、時間のズレを認識してから時計はしまわずに机の上に出しておくべきでした(時間のズレを認識したうえでストップウォッチを使う方法を本番では採用したがめんどくさかった)。
ただ一番いいのは時間が合ってる時計を持っていくことなので、論文はそうします。
似たような話でタイマーのセットもミスりました。
1限目の民事系は「1時間30分」なのですが、うっかり「1分30秒」にしてしまったんです。
試験が始まって結構すぐにタイマーが点滅しだしたので動揺しました(別途ストップウォッチで計ってたので動揺は小さかったが)。
ちなみにぼくが使ってるタイマーはこれです。
音ではなく、点滅でお知らせしてくれます(音の機能もあり)。
タイムも見やすいです。
模試や本試験で使ってる人を何人か見たことがあるし、実際便利なのでおすすめです。
それから終わった科目の話をしてしまったのもまずかった。
ぼくは昼休みにゼミ仲間を会場で見かけてうれしくてつい声をかけました。
話したこと自体は良かったのですが、終わった科目についても話題になり、精神的にマイナスでした。
メンタル弱いので過去は振り返れません。。
そうしないと雑念が湧く。
去年ほどではないにしろ、刑事系・一般教養では若干雑念が湧きました。
試験会場では試験が最後まで終わるまでは誰とも話さないのが吉だと思います。
どうしても話すネタがさっきの科目になってしまうこともあるし。
知り合いに会えば挨拶(会釈)する。
ただ、会釈程度だと若干失礼でもあるから「話さないこと」を事前に伝えておくのがベストではある(が連絡先を知らないこともあり難しい)。
これらの反省点を次の試験で活かして結果を出しに行きます。
それにしても、まだ8月を生きてる実感が何となくわかないんですよね。
8月といえば、司法書士でも予備でも試験が終わって解放されてるときです。
でも今はまだ拘束状態。
ってか、あと2ヶ月ちょっと勉強できるとかラッキーやん!(震え声)
大変ですが、みんな大変だと思うと燃えてきます。
負けんぞー!!って。
この暑さもぼくの味方です(寒いと「ぼくの負け。。」となるけど、暑いと「この暑さには負けんぞ!」ってなる)。
とにかく今年受かりたい(ってか、受かる)ので、後で後悔しないよう残りの期間頑張ります。
2019年予備短答:予備短答試験を受けてきました。。
コメント
試験お疲れ様でした&短答合格おめでとうございます。
このまま論文もサクッと受かってください!
私は今年、司法試験(予備試験)に興味が湧き、受験を決意した者です。
法律は全くの初学者で周りにも受験仲間がいないため手探りで情報を集めている最中です。
中村先生の講座について調べているうちにエクソロさんのブログに辿り着きました!
よろしければ下記の点についてエクソロさんの視点からご教授頂けませんでしょうか。
(論文の勉強を最優先して頂きたいので、お暇な時にでも回答頂けると嬉しいです。)
①BEXAというところで、吉野先生のインプット講座を取りました。その上で、中村先生の4S講座(インプットは吉野先生の講座で抑えるため、条解講座のインプットの方は見るつもりなし。)も受講し、書き方のフレームワークを抑えたいと思っています。この、1.吉野先生でインプット、2.中村先生でアウトプットの方針は基本的におかしな路線だと思われますでしょうか。
(前提として、私は会計士として働いているため、会社法や租税法の基礎的な部分は理解していますが、予備試験で戦えるレベルでは全くありません。)
②上記に加えて、過去問集、論証集、肢別本を回していこうと考えていますが、この①、②で進めていく方針は的外れな方法だと思われますでしょうか。
ご意見頂けると甚大です!
何はともあれ本試験お疲れ様でした!まずは休養を取って、論文突破のために英気を養って下さい!!
なおちゃまさん、温かいお言葉ありがとうございます。
論文も頑張ります!
①ぼくは司法書士にない手形・刑訴・行政法は柴田先生の入門本(「S式生講義」)でインプットしてから論パタ講義を受けるようにしました。
そんなぼくと少し似ているため、吉野先生でインプット→中村先生で書き方のフレームワークを抑えるというのはおかしいとは思いません。
ただ、中村先生は論パタの前にインプットをするのはお勧めしてなかったように思います。
ちなみに、ぼくは論パタ講義受講時には司法書士に受かっていて手形、刑訴、行政法以外はある程度素養がありました。
(といっても、論文はどの科目も初心者でした(;’∀’))
憲法→民法→刑法→会社法・商法と馴染みのある科目の講義を受けた後、手形法という「知らない科目」が来てそれまでの講義で感じたことがない違和感を感じたので、その違和感を埋めるために柴田先生の本を読んだと思います。
②論文過去問(+論パタ)、肢別本をやる点については、ぼくも同じです。
論証集については、ぼくは趣旨規範ハンドブックをやろうと思いました。
ただ、
「こんな分厚いのを覚えられない」
と思って、切り捨てました。
あれだけの量を覚えられれば、めちゃくちゃ強いと思います。
ただ、個人的には最短で「合格ライン」を超えるためには論パタや過去問で処理手順を確立したほうが早いし楽だと思いました。
実際にこれまで過去問を解いたり、去年本試験を解いて論証集が必須だとは思いませんでした。
(ちなみにぼくは論文過去問も「予備試験過去問分析講義」を受講し、中村先生から学びました。ただ、本講座はTACのもので、現在はレジュメがBEXAから売られているくらいです)
https://bexa.jp/abouts/v/4stext_kakomon_selling
なおちゃまさんは会計士として働いておられ、可処分時間が少ないことを考えると論証集までやり切るのは難しいかもしれません(というか、会計士めちゃくちゃすごいですね!)。
また、仮に論証集に手を広げる余力があるのであれば、大島本という民事実務対策の本をやっておくのが個人的にはおすすめです。
この大島本(+過去問)を固めておけば、実務科目でAが取れるとも言われています。
ぼくは去年この大島本を一切やってなかったので、大島本をやらなかったのが後悔の一つです(去年の実務科目はC評価)。
とっても、会計士に受かってるなおちゃまさんなら論証集も大島本もできるかもしれません(^^)
あと、4A(4S)を使って去年予備に合格された社会人受験生の方もいるのでその方に聞いてみるのも良いと思います。
https://ameblo.jp/almondmonaka/
この方は合格者だし、なおちゃまさんと同じ社会人なのですごく参考になると思います。
温かいお言葉、本当にありがとうございます。
何としても今年論文を突破できるよう死力を尽くして頑張ります。
エクソロさん詳細なお返事ありがとうございます。大変参考になりました。
①司法書士に受かっていて手形等の書籍を読んでいる→実際に4Sを受けて頭への入りが違ったんだろう、と勝手に推測しておりました。そのため、私の状況に当てはめると会社法や商法はある程度スムーズに講義に入っていけたとしても、他の科目についてはエクソロさんと同じく違和感を感じるのだろうと思い、先に吉野先生のインプットでそれなりに知識を入れた状態の方が良いのではないかと判断し、吉野先生の講座を申し込んでみました…。(条解講義だと少し心許ない印象を受けてしまいまして…)
②論証集について、体験談を頂き大変参考になりました。できれば回すテキスト類は絞りたかったため、論証集ではなく、おすすめ頂いた大島本を読んでみたいと思います。
また、BEXAのレジュメも把握しておりませんでしたので、こちらも購入したいと思います!
是非とも今年予備、来年司法試験と合格し、司法修習生ブログになっているのを期待しています。
私は、来年は時期的に難しいと思いますので、22予備、23司法試験合格となれるようにブログを参考にさせて頂き、頑張りたいと思います!
ありがとうございました!
①まさにその推測どおりでした!
条解講義は論パタの後に受けることを想定されてるみたいなので、ほかのインプット口座とはちょっと違うんですよね(;’∀’)
②過去問レジュメも本当に参考になると思います!
ありがとうございます。
同じ4S生としてお互い頑張っていきましょう!