どーも。エクソロです。
司法試験・予備試験受験生のぼくですが、最近はニートを脱して働いています。
そんな中で先日、佐藤さんから以下の記事にこのようなコメントをいただきました。
>>令和3年予備論文試験を終えて、これからのことなど。【エクソロの再現答案まとめ】
エクソロ様
予備論文お疲れ様でした。
重問と論パタを使用したエクソロ様に質問なのですが、重問を使用して最も実力が伸びた、と思う科目は何でしょうか。私も重問を使って網羅性を身に着けたいと考えてますが、社会人の為時間的余裕がなく伸び代のある科目だけ重問を使用することを検討してます
(個人的に論パタでは民訴が一番キツイです)
今回の記事を通して「4S受講中のぼくがアガルートの『重要問題習得講座』を受けて最も実力が伸びた科目」についてご回答していきます。
【注意】
本記事ではアガルートについてアフィリエイトリンクを使用しております。
ただ、ステマは一切していません。
そんなことをしたらぼくの信用が地に落ちるからです。
アガルートの重問等が良いからおすすめしていて、アフィリエイト提携できるからアフィリエイトリンクを使用しております。
その証拠にぼくが一番おすすめしている4S基礎講座はアフィリエイトではありません。
※4Sはアフィリエイト提携ができないためです。もし可能ならアフィリエイトをしています。
なお、ぼくは本記事執筆後に令和3年予備試験に最終合格しました。
その後令和4年司法試験にも合格しています。
>>【ミッションコンプリート】司法試験の合格発表から数日経って。【為せば成った!】
ここからが本題です。
まず、憲法以外の6科目はどれも知識を網羅的に身につけたので、知識面では6科目ともまんべんなく力が伸びました。
「知識じゃないよ。」
と言う人もいます。
しかし、ぼくは知識はパワーだと思います。
- 知らないと書けない
- 知ってるから(速く)書ける
という問題がたくさんあるからです。
実際にぼくは去年の論文試験で、知らないから書けず低評価に終わったものが結構ありました。
今年の論文試験は重問をやってたから一応書けた問題も割とあります。
そもそも
「知識じゃないよ。」
と言ってる人の「知識」がどのレベルかという話です。
「(重問レベルの知識を習得してることは当たり前の前提だけど、それを超える知識をつけるのはコスパが悪いという意味で)知識じゃないよ。」
と言っている合格者も多いはずです。
というのも、アガルートだけでなく、伊藤塾もLECも重問くらいの網羅的な問題集を使ってるからです。
たぶん辰巳もそうでしょう。
「多数派の受験生が普段回してる問題集で得るレベルの知識」を知らないのは、相対評価の試験ですごく不利になると思います。
また、
「知識じゃないよ。」
と言う人はセンスがある場合もあります。
以前
「知識じゃないよ。」
と言ってた方の令和2年予備刑訴(高評価)の思考プロセスを聞く機会がありました。
それで、聞けば聞くほど
「半端ねー!!」
と思いました。
本試験現場でそこまで考えることができるのかと。
なので、その方は本当にすごいし、尊敬しかありません。
でも自分には真似できないと思いました。
その方のバックグランドを踏まえても、その方と同じことをやるのがぼくにとっての近道ではないなと。
ぼくが思うに、現場思考できないバカは知識武装したほうがいいです。
ぼくは知識を付けてから直前模試がだいぶわかる・解けるようになったし、実際成績も去年より大幅アップしてました。
(模試は模試で本試験は本試験でしょうが、成績は相関しているし力を測る一つの資料になります。)
参考:令和3年予備論文試験成績。【感想などいろいろ思うこと】
知識は際限がないので知識に傾倒しすぎた勉強はコスパが悪くなりがちです。
しかし、重問レベルの知識をつけるのであれば、コスパよく力を伸ばしてくれると思います。
あと、重問は自分にとって新作問題ばかりだったのも4Sの処理手順を使う練習になって良かったです。
知識と処理手順を鍛えて事前準備しておくメリットは、本試験現場で脳みそのメモリや時間を余計に食わないでいいことです。
そのぶん苦手な現場思考に回せます。
そして、憲法以外の6科目の中でも特に「重問を使用して最も実力が伸びた」と思うのは、刑法と民訴です。
(前置きが長くなってすいません。6科目とも力がついたと思ってるので。)
まず刑法ですが、重問を通して学んで大きかったのは、
「こんな端的な認定でいいのか。」
ということを知れたことです。
たとえば、人をピストルで射殺するようなあからさまな殺人では、客観的構成要件は2行で終わらせて、故意のズレがあればそこを厚く書くとか。
故意のズレがなければ、構成要件を2行で終わらせて、違法性阻却事由や責任阻却事由を厚く書くとか。
再現答案を読んでもこのようにアッサリ認定する上位答案はあったと思います。
しかし、中村充先生の答案では、ここまでアッサリの認定はなかったはずです。
そのため、上位答案とはいえ受験生が書いた端的に認定する書き方を真似ようとは思いませんでした。
中村先生の書き方(実行行為、結果、因果関係、故意を1つずつ書く)のほうが加点が稼げるでしょうし。
でも、信頼できる工藤北斗先生が端的に書いていたのでぼくも端的に書くようにしました。
刑法は時間も紙面も足りずに困ってるのもありました。
ちなみに、ぼくは重問を受けるまで基本的に中村先生の書き方しか知りませんでした。
しかし、重問を受けて工藤先生の書き方も学ぶことで得点効率が上がった実感があります。
たとえば、令和3年予備刑法の乙の行為は明らかに殺人罪だと思ったので1,2行でアッサリ書きましたが、これが最適だと思います。
(とはいえ、答案構成段階では実行行為とかを1個ずつ検討しました。うっかりミスが多いので。)
※ぼくは令和3年の予備試験の情報を基本的に収集していません。
情報を知るのが怖いし、今は目の前のことに集中したいからです。
そのため、自分が書いてることが合ってるかはわかりません。
もう1つ重問で特に伸びたと思う科目は民訴です。
ぼくにとって民訴はよくわからない科目でした(今もですが)。
でも重問を解くことで、民訴のいろいろなものが繋がって理解できました。
工藤先生の説明だったり、重問でいろいろな問題を解いたことがよかったと思います。
同じことを説明するにしても、講師が違うと別の視点から説明してくれてそれで理解できることはよくあると思いますが、ぼくも工藤先生の説明で腑に落ちたことがたくさんありました。
あと、ぼくは元々民訴の知識が乏しかったのですが、重問を解きながら民訴知識をつけることで体系的なつながりが頭の中でできていろいろなことがわかるようになったと思います。
やはり「理解」の前提に「知識」は必要です。
あと、民訴もコスパの良い書き方を学びました。
たとえば、「通常共同訴訟なら38条の要件を満たすことを示せばそれでOK」とかです。
ぼくは通常共同訴訟でも38条を満たしても40条に触れて、(固有・類似)必要的共同訴訟ではないことも書いてから初めて「本件訴訟は通常共同訴訟である」としていました。
しかし、これについて添削で
「通常共同訴訟なら38条だけでいい」
と指摘されていました。
でも論パタでは40条にも触れる書き方だったので、これを貫いてました。
しかし、重問では38条前段を満たして通常共同訴訟としてたので
「これでいいんだ!」
と思いました(重問は解答・解説を工藤先生が全部作ってるので信頼できます)。
今は通常共同訴訟なら38条の要件を満たすことを書くだけのほうが得点効率がいいと思っています。
40条を書かなければだいぶ早いし、そんな重要なところでもないと思うので。
論パタの書き方のほうが丁寧で正確だとは思いますが。
コメントをくれた佐藤さんは「論パタでは民訴が一番キツイ」とのことですが、ぼくも7科目の中で民訴が一番きつかったです。
でも民訴のパターンは割と決まっていて良いと思うので、その人の相性かなと思います。
特に複雑訴訟パターンは秀逸です。
先生の講義だったり、解説にある解答過程を読むと、
「複雑訴訟パターンって本当によくできてる!」
とか思って感激します。
ただ、自分で一から解くとなるとなんか解けなくて困っていました。
しかし、ぼくは重問を解くことで、複雑訴訟パターンのどこが問題になっているかだいぶわかるようになりました。
中村先生の解答・解説ではないのに何でだろうとは思いますが、工藤先生の説明と新作の問題だったのがよかったと思います。
そんなわけで、「重問を使用して最も実力が伸びた」と思うのは、刑法と民訴でした。
ちなみに、重問の憲法はあまりお勧めできません。
論パタみたいに書き方が決まってるわけではなく、書き方がバラバラなのでその問題しか解けるようにならないのではないかと思ってしまいます。
たぶん判例をすごく意識して作られてるからだと思いますが。
重問憲法のように判例を使いこなせれば、高得点が取れるでしょう。
ただ、記憶量が膨大になるし、本試験は判例とは(少し)違ったものが出るので対応しにくいです。
なので、重問憲法はコスパが悪いと思います。
ぼくはパターンで解いていく論パタ憲法のほうがずっとずっと良いです。
重問憲法は頭が良い人向けです。
とはいえ、憲法のあてはめのところの代案の出し方などすごく勉強になりました。
おかげで憲法のあてはめ部分も独自にパターン化できました。
そのため、重問憲法の講義を1周させたのは良かったです。
以上、コメントをくれた佐藤さんへの回答はこんなところです。
一応ぼくは4Sと重問の両方を受講してるので、両講座の良いところもイマイチなところも知っています。
なので、4Sや重問の受講を迷ってる人は質問とかあれば、以下のコメント欄からしていただけると回答させていただきます。
最近は仕事で忙しいので、時間を見つけてですが。
下記記事も参考になると思います。
>>2年間ガチで勉強しても1534位だった底辺予備試験受験生が4ヶ月半アガルートの重問に取り組んだら下剋上合格した話。【評判と使い方】
ちなみに、先程
重問レベルの知識をつけるのであれば、コスパよく力を伸ばしてくれると思います。
と言いました。
しかし、初学者が最も効率よく力を伸ばすのであれば、重問ではなく4S(論パタ)から入ったほうが圧倒的にいいです。
4Sのほうがずっとずっと解くプロセス(処理手順)を丁寧に解説してくれます。
(「一緒に解いていきましょう」と言って実際に講義で問題を解いていきますからね。)
論パタテキストの解説でも処理手順を使っていく過程をたどれるので、講義後に自学自習もしやすいです。
それに、知識は処理手順と比べたら枝葉です。
知識があっても初学者は論文を簡単には書けないからです。
ぼくの場合、予備試験学習開始時点で司法書士に合格していたので憲法も民法も知識が少しはありました。
でも、LECの柴田先生の講座で勉強してたとき、憲法も民法も論文が書けなくて勉強を止めました。
参考記事:【再出発】4段階アルゴリズム(4A)で予備試験と司法試験に合格するぞ!
※久々に読んでみたら闇に葬りたくなるクソ恥ずかしい黒歴史記事でした。
論パタと過去問である程度力をつけたから、重問の講義やテキストはぼくにとって素晴らしいものになりました。
しかし、初学者だったらついていけず勉強を止めてたと確信しています。
そのため、初学者はアガルートの重問講座ではなくBEXAの4S基礎講座がおすすめです。
そしてまずは論パタと過去問を徹底的にやるのが効率が良いと思います。
いろんな世界で言えますが、最初は一人から徹底的に真似る(学ぶ)のが効率が良いからです。
誰かすごい人を徹底的に真似すれば「劣化版」であったとしても、その世界では相当な成果が出せます。
予備試験では「中村先生の劣化版」でも合格最低ラインを超えて合格できるでしょう。
ただ、実際に合格できるかはこの「劣化版」のレベルによります。
中村先生がめちゃくちゃマッチする人は「比較的高性能な劣化版」となり合格レベルに届きます。
しかし、たとえばぼくも中村先生の劣化版を目指して勉強してましたが、合格レベルには届きませんでした(「低性能な劣化版」)。
ぼくは中村先生が合っていました。
柴田先生についていけず挫折したぼくでも中村先生にはついていけました。
それでも「めちゃくちゃ合う」ほどではなかったようです。
とにかく4Sだけで合格レベルに行くかは結局は相性次第です。
変な話ですが、22歳の中村先生が今の中村先生教えてもらったら、驚異的なスピードで力をつけて「今の中村先生の劣化版」になって予備試験に一発合格するでしょう。
だって、本人ですから、相性抜群に決まってます。
そんなわけで、4S生がまず目指すのは「中村先生の劣化版」として受かることだと思います。
これが速いです。
ただ、頑張っても頑張ってもどこかで停滞し、成長曲線が緩やかになることもあると思います。
ぼくがそうでした。
そこで、重問です。
4Sで重問を解く。
「4Sと重問のハイブリッド」が最強だと思います。
2月の終わりからぼくは重問ばかり解いてました。
(論パタは憲法以外は解いていません。過去問はH30~R2を起案して、司法試験憲法を数問起案・答案構成しました。)
しかし、ぼくの今年の予備論文答案を4S生が読めばわかると思いますが、4Sの処理手順通りに書いてることばかりです。
解釈論とかも基本中村先生のやつです。
これはどうしてかというと、重問を解くときに4Sで解いてたからです。
解釈論も中村先生のやつのほうがいいと思えば、そちらを使ってました(工藤先生のほうがいいのもあってぼくは良いほうを選びました)。
4Sで重問を解くことで、処理手順が洗練されていったと思います。
ぼくは本当に繰り返し繰り返し論パタと過去問を解いてたので、新作の思考できる問題であるのがよかったです。
また、重問は憲法以外の6科目の「論点習得編」だけでも360問あります。
なので、そのぶん論点知識が身につきました。
(とはいえ、こんなに問題数があるのはデメリットでもあります。
だから最初はまずより優先度の高い論パタと過去問からやるのがおすすめです。)
ちなみに(特に社会人の方)は重問のCランク論点の問題は無視していいと思います。
ぼくは最初Cランクの問題もやってました。
重問の「論点習得編」は習得しようと思ってたからです。
でも、直前期に切りました。
「Cもやってたら覚えきれん。」
「エッセンシャル思考で行こう!」
と考えたためです。
ランクの選別にぼくはアガルート論証集を使ってました(重問テキストにランクは載ってません)。
公法系が市販されていなかったので、「論証集の『使い方』講座」を取りました。
アガルート論証集はランクの選別だけでなく、個々の論証の重要な箇所も太字で一目で分かるようになっています。
なので、長い論証を丸覚えするのではなく、重要箇所だけ覚えることで記憶の負担も減り楽ができました。
また、重問テキストと論証集はそれぞれのページ数が書かれているので、相性・使い勝手が非常に良いです。
当時ぼくは市販のアガルート論証集(刑事系・民事系)を新品で買ったばかりで、公法系は辰巳の趣旨規範ハンドブックで事足りるとも思っていたので、
「これいるかな?」
と購入を迷いました。
でも、論証集講座も重問講座と一緒に購入してマジで良かったです。
「重問テキストとの関連ページ書き込み」や「ランクの選別」というそれ自体では学力が一切伸びない『作業』に時間や労力を使わずに済みましたから。
こんなふうに、重問は論証集と合わせて初めてその効果を最大限に発揮します。
価格も格安なのでおすすめです(詳しくは以下のホームページを見たほうが早いです)。
>>【アガルート公式HP】論証集の『使い方』講座の詳細はこちら
(なお、アガルートからは「総合講義100」という学習経験者向けの講義も出ており、人によっては重問・論証集・総合講義100が最適解の場合もあります。
ただぼくはインプットに不安があるものの、講義を聴くより一問・一周でも多く重問をやったほうが伸びるし重問で知識も吸収できると思い、「総合講義100」は取りませんでした。
- 重問テキストや論証集とリンクしていて、かつ信頼のおけるアガルートのテキストが欲しい
- 4S条解講義が苦手
という人は「総合講義100」を受講するのはありかもしれません。
受け身の講義を聴くより能動的に問題を解いたほうがいいと思ってるので可処分時間が少ない人には個人的にはお勧めしませんが。
論証集講義(30時間)でインプットもできますしね。)
さて、以下の記事に書いた通り、4Sから重問にかじを切るのはめちゃくちゃ迷いました。
自分には中村先生しかないと思ってたし。
もう3月という時期だったし。
参考:【方向転換】アガルート重要問題習得講座の受講を始めました。【知識をつけよう!】
解答解説が中村先生ではないのが一番の不安材料でした。
でも、工藤先生は工藤先生で素晴らしく、良いところをパクれました。
また、今年と違って来年の試験までは時間があるので、社会人4S受験生の方でも重問をやるのは良いと思います。
伸び悩んでる科目をやるだけでも違うはずです。
学生や専業受験生で可処分時間が多い4S生は重問は良い、というか激押しします。
4Sの処理手順に重問レベルの論点知識があれば予備試験はだいぶイージーモードになるからです。
4Sでくすぶってる人は重問が大きな助けになるので是非どうぞ。
>>【アガルート公式HP】重要問題習得講座について詳しくはこちら
※重問と論証集講座を2つ購入しても4S基礎講座より安いです。ちなみに、アガルートの主力講座は1年合格カリキュラムです。
何度も言いますが、初学者は重問ではなく、まず4Sからです。
質問コメントもお待ちしております。
コメント
エクソロさん
佐藤です!
お忙しい半ばこんなに早くアップしてもらい感謝感激です。自分が感じていた事をはっきり言語化してもらい私も重問に着手する踏ん切りがつきました!
本当にありがとうございます!
佐藤さん
そう言っていただけてとても嬉しいです!
こちらこそコメントありがとうございました。
4S・重問生としてお互い合格目指して頑張りましょう!
こんにちは!
大変参考になります。
今年初めて論文を受けて、本番で大事なのは、いかに本試験の出題趣旨に沿うように基礎知識をアジャストさせていくか、だと学びました。
今後の学習方針として基礎知識の獲得と本番を意識した実践力の双方を高めたいと思っています。
ひたすら問題を解く事を推奨する4sは実践力という意味では優れているものの、基礎知識の網羅性に欠け、他校性に書き負けてしまう。
重問は網羅性は高いものの、やや論点偏重的なので、仮に論点丸暗記に走ってしまうと、実践という観点が抜けてしまう。
そこで、4Sの姿勢を活かしながら、重問を実践的に解いていくことが実力養成につながる、という事だとエクソロさんの記事を勝手ながら解釈致しまた。
そのような勉強方法なら基礎知識と実践力の双方を高める事ができるはずなので、私も取り入れていきたいと思います。
こんにちは!
コメントありがとうございます。
基礎知識の習得もやはり大切なんですよね。
ぼくも論パタと過去問だけだと他校生に書き負けてしまうと思っています。
「4Sの姿勢を活かしながら、重問を実践的に解いていくことが実力養成につながる」
ぼくもそのように考えています。
4Sも重問もうまく利用してお互い力をつけていきましょう!
こんにちは!私も4S(4A時代)だったので仰っていることが身に沁みるように分かります笑
さて、論文の勉強について1つご意見をお伺いしたいです。現在私は4Sを憲法以外の各科目2−3周潰したところです。次に憲法に手をつけようとしているのですが、どうせ重問をやるなら憲法は4Sでなく重問にしようかなと考えていたのですが、憲法も4Sを回した方が良いと思いますか?エクソロさんが憲法の重問をあまりオススメしていないようなので気になりました。ちなみに憲法の論文の書き方講座は他校(アガルート、4S以外)で受講済みです。
エクソロさんは憲法の論文対策はどのようにされていましたか?
まめしばさん、こんにちは!
ぼくも4A時代から受けているので仲間ですね(^^)
重問憲法は判例を意識しすぎて書き方が決まっていないので、記憶力と応用力がかなり必要になると思います。
それでぼくは4Sでいきました。
また、中村先生の4S憲法はディスられていますが、ぼくは令和元年はA評価でした。
https://ekusoro.com/yobironbun-2019-saigen-kenpou/
低評価の今年・去年はぼくが勝手に自爆しただけです。
(あと今年は重問6科目をやるのにいっぱいっぱいで憲法がめちゃくちゃ疎かになっていました。)
なので4S自体は悪くないため、純粋な4S生には論パタと予備過去問をやった後は司法試験過去問をおすすめします。
ただまめしばさんの場合は「憲法の論文の書き方講座」を受講されているようなので、その書き方で論パタを解くか重問を解くかだと思います。
おっしゃるとおりどうせ重問をやるなら最初から網羅性のある重問からやっていいかもしれません。
ぼく個人的な経験では、4Sを使わない工藤先生の重問講義・テキストは憲法以外の6科目は自分で応用を利かせて吸収することができました。
しかし、憲法だけは非常に難解で、憲法をやるたびに鬱っぽくなっていました。笑
そんなこともあり「(高度すぎて)使えない」と思ってやめました。
そのため、まめしばさんが重問憲法をやってみて「使える」と思えば網羅性もありますし、重問をやられればいいと思います。
一方で「使えない」と思ったら論パタをされるのがいいと思います。
今年の論文対策は司法試験過去問を計7年分くらい解きました。
重問を始める前に古い過去問3~4年分くらい解いて、重問の後に直近の過去問3~4年分を解きました。
あとは4A時代の論パタを1周したくらいです。
4Aのほうが問題数があり網羅性があると思ったからです。
ただ、解答はバージョンアップしているほうも参照しました。
また、4Sの論パタにしかない問題もあったのでそれも解きました。
ちなみに、去年おととしは論パタと予備過去問を解いていました。
丁寧なお返事ありがとうございます!とっても参考になります(^ ^)
重問の憲法が高度すぎるというのは、重問の憲法サンプル講義とテキストをみた感じでなんとなく察するものはありました。
おっしゃるとおり、両方ちょっとやってみる、というのも手ですね。
重問に順応できるならそれが手っ取り早いかなと思いますが、私も鬱っぽくなりそうな予感が今からします笑