どーも、エクソロです。
おととい予備論文試験の成績通知が届きました。
総合得点:198.47点(合格点:230点、平均点191.58点)
順位 :1,143位 (合格者数:494人、採点対象者:2,566人)
憲法 :A
行政法 :D
民法 :E
商法 :C
民訴 :F
刑法 :F
刑訴 :B
一般教養:D
実務基礎:C
※今回の予備論文試験の全体のデータなどは以下から見れます。
いやー、何というか全体的に自分が思っていたよりは良かったです。
(模試の成績よりはずっとずっとよかったです。)
本当にダメダメだと思ってましたから。
とはいえ、ダメダメですけどね。笑
でも、全力で努力して挑んだ結果、落ちるべくして落ちたので後悔はありません。
ぼくは短答はともかく、論文は最底辺から1年足らずで論文受験生の平均以上まで上がってきました。
民法が改正されるのはチャンスだし、残りの期間で600人ちょっと追い抜いて来年は合格を決めます!
以下、科目別に雑感を書いていきます。
憲法:A評価
憲法は論パタにものすごーーーくそっくりな問題があって、それを5,6回解いてたので、問題を見たときは心臓がバクバクなりました。
宗教と学校を見た瞬間、
これは解けるぞ!!
って。
初めての予備論文で一番最初の科目だったので、余計にバクバクしたと思います。
あと、直前期にTwitterを見てて、「政教分離と学問の自由の対立が今年は出るかも」みたいに言ってる人がいて、重点的に論パタの「政教分離と学問の自由」の問題を見てたのもあり、
山が当たった!!
というのもありました。
マジで震えました。
ぼくは繰り返し当該問題を解くことで、中村充先生の「完全解」の流れをほぼほぼ会得してたので、とにかくほとんど迷うことなく書けました。
っていうか、書きすぎた感もあります。
書くべきことがわかってたので、とにかく問題文の事情を使って加点をかき集めようとしたんです。
しかし、かき集めたのはあくまでも「加点」。
なので、ある程度でセーブして、行政法に時間を使ったほうがよかったかもと思います。
でもでも本番中にそんなことまで気が回りません。
行政法も割と得意と思ってましたし。
そのため、仕方がないかなと思います。
憲法は再現答案を作ってるときに論理矛盾を心配してしまう箇所を発見し、F評価かなと心配してました。
ですが、論理矛盾と捉われなかったようなのでそこはよかったです。
さてさて、憲法で今回A評価をいただいたことで、伊藤塾の模試の採点がクソであることがわかりました。
「評価を示してください。」
「ここも評価を示してください。」
「すべての事実に評価を示してください。」
と言って、ぼくは事実をゴッソリ抜き出してるのにほとんど点を入れてくれませんでした。
政教分離の問題ですよ!?
あそこはいかに問題文の事情が使えるかが勝負なのに。
「『クソ』なんていいすぎだろ。」
と思うかもしれませんが、当時は直前期だったこともあり、精神的にものすごーーーく堪えたんです。
自分がこれまでやってきたことは正しいのかと。
しかし、中村先生が評価は必ずしも必要ないと言ってたので、それを信じて最後まで評価を気にせず書きました。
三段論法も意識しませんでした(っていうか、三段論法ってよくわからんw)。
中村先生の考えについて下記記事がわかりやすいです。
>>解釈と評価の構造・必要性【司法試験:勝利のアルゴリズム】
模試の採点者は司法試験合格者だと思いますが、レベルが知れてるので、ぼくも早くそこに行きます。
それから、これは個人的なことですが、ぼくはナンバリングを入れるのがすごく苦手です。
でも、Aをもらったので、ナンバリングはあまり重要じゃないかなと思います。
ナンバリングに気を遣うより、ほかのことに労力を使ったほうがよさそうです。
※追記
ナンバリングは「第1~第4」までしかやってませんでしたw詳しくは以下の再現答案をご覧ください。
と、A評価はぼくにしては出来過ぎなので、調子に乗りました。
来年もAが取れるよう頑張ります。
・憲法の再現答案↓
・憲法の勉強をしてたときの記事↓
>>【再出発】4段階アルゴリズム(4A)で予備試験と司法試験に合格するぞ!
行政法:D評価
行政法は苦手意識がなく、今回も割といけてるかなと思ってたので、想定外でした。
なんでだろう?
どんな問題だったかほとんど覚えてないので、問題と再現答案と向き合っていきます。
・行政法の再現答案↓
・行政法の勉強をしてたときの記事↓
>>行政法論パタ講義終わった!7科目すべての論パタ講義が終わりました。
民法:E評価
民法はこれまで予備論文過去問を解いてきて、難しいと思ったことはほぼありません。
模範解答を読んで
「やっぱりね。こういうこと書くよね。」
と思うものばかりでした。
書けない論点もありましたが、そこは再現答案を読んでも書けてなくて、ほとんどの人が書けてない場所だったので、合否に影響するところではありませんでした。
(伊藤塾模試の民法は過去問と対照的で本当にできなかったです。でも、模試と本番は違うからと思って気にしませんでした。)
しかし、今回の試験は難しく感じました。
民法もどんな問題だったのか忘れてるので、これから向き合っていきます。
・民法の再現答案↓
商法:C評価
商法は「いつものやつ」が出てれば、ものすごく自信がありました。
(とはいえ、みんなそうですよね。でも、ぼくはかなり完全解に近い答案を書く自信があります。論パタと過去問を何周もしてるので。)
しかし、今年の問題はどこが問題(違法)かわからなくて困りました。
不当だけど、違法じゃないよなー。
みたいな感じです。
でも、
これはみんなわからないやつだな-。
と解きながら冷静に思いました。
民事系の試験中は本当にしばらく答案を書く音が聞こえなかったし、ぼくの隣の人はしばらく腕組をしてましたw
そんなこんなで、
この条文がキーなんじゃね?
みたいなのを見つけてとりあえず書きました。
C評価がもらえてるので、おそらくその条文がキーだったのかなと思います。
どんな問題か覚えてないし、どの条文を書いたかも覚えてないので、今ここに書けませんが。
・商法の再現答案↓
・商法の勉強をしてたときの記事↓
>>中村充TAC独立!商法論パタ終わった。【BEXAって?4Sって?】
民訴:F評価
民訴は論パタか過去問に似たようなやつがあった気がするんです。
なので、難しくは感じたものの、相対的にできたのではないかと思ってました。
ただ、聞くところによると伊藤塾の答練で似た問題が出たらしいです。
なので、伊藤塾生が書けた分相対的に沈んでしまったのかなと思います。
民訴の問題も覚えてません。
自分が何を書いたのかも覚えてません。
なので、Fを取った民訴ともじっくり向き合おうと思います。
それはそうと、ぼく記憶力が悪すぎて、いろんなことを忘れちゃう・覚えられないんですよね。
予備論文も憲法以外はほとんど覚えてません。
(最初に見た問題なので心理学的に言う「初頭効果」が働いたのと、「これ知ってる!」と興奮したのが大きいと思われます。)
ここまで忘れるのはちょっと異常なのかなと思います。
たぶん脳が「不要な情報」と判断してるんでしょうが、覚えようと思ってもほとんどのことはすぐに忘れちゃうので結構困ります。
トランプのルールも覚えられないのでルールの説明を友だちにしてもらってましたが、それが申し訳なかったです。
(でも、大学生になってスマホを持つようになり、自分でその場で調べれるようになったのでだいたい解決しました。)
バイトでも仕事が覚えられなくて周りに迷惑をかけましたね。。
(今の仕事は一人なので気が楽です。)
でも、ほかの人と違うということはどこか秀でた部分もあると思うので、そう思って頑張ります。
・民訴の再現答案↓
・民訴を勉強してたときの記事↓
>>【司法書士試験合格者は会社法に鬼強い!】民訴論パタ・復習道場終わりました。
>>商法論文過去問、民訴論文過去問が終わりました。【論パタテキストと条解テキスト全部そろった!】
刑法:F評価
刑法は明らかにやらかした感がありました。
けっこう答案を書いた後に「これは違う!」と思って、斜線をギーーーっと引きました。
10行くらいは引いた。
もしかしたら最初のやつが合ってたのかな。
何書いたのか覚えてないですけど。
たぶんいろんなところを落としまくりです。。(Fだからそうだわな。)
っていうか、ぼく刑法は元々あまり得意じゃないです。
勉強を始めたときはおもしろかったし、結構簡単だと思いました。
といっても、過去問を解いてて難しいなと思ってたし、初見の過去問は結構厳しかったです。
繰り返し解いてもむずいと思ってました。
なので、今回の試験も案の定って感じです。
あとたぶん刑法はみんな得意なんですよね。
だから相対的に沈んでる。
刑法対策どうしよう・・・。
頑張ります。
・刑法の再現答案↓
・刑法の勉強をしてたときの記事↓
>>刑法論文パターン講義・復習道場終了!オートマシステム民法も終了。
刑訴:B評価
刑訴は正直一番出てほしくないやつが出たのでものすごくガッカリしました。
でも意外と取れてたのでよかったです。
刑訴は刑法と違ってもともと得意意識がありました。
中村先生が型をきっちり決めてくれているので。
(といっても、刑法もちゃんと型を決めてくれてます。)
来年はA評価を取りたいです。
っていうか、取ります!
・刑訴の再現答案↓
・刑訴の勉強をしてたときの記事↓
>>【カリキュラムに追いついた】刑訴論パタ復習道場終わった。個別相談にも行ってきた。
一般教養科目:D評価
一般教養は直前に辰巳の先生のYouTubeの講義を聴いていたので、いけると思ってました。
なので、C評価以上を期待してましたが、ダメでした。笑
でも、ぼくにしてはDで上出来かなと思います。
そのため、辰巳の先生には感謝です。
正直一般教養で戦うのは分が悪いと思ってます。
予備論文試験ってかなり頭のいい人が受けてますよね。たぶん。
東大とか京大とかその辺の人たちが。
ぼくはマーチに落ちた人間なので、ちょっと太刀打ちできないと思います。
短答の一般教養も壊滅しましたし。
>>司法書士試験合格者が予備試験短答を受けてみた結果。【2度目の正直!】
なので、法律科目と実務科目を頑張ります。
・一般教養科目の再現答案↓
>>令和元年予備論文試験再現答案:一般教養【D評価】
法律実務基礎科目:C評価
ぼくの予備論文の戦略としては、実務基礎でAをとることだったので、しくじりました。
(実務基礎はAを取るために法律科目より1周多く過去問を解きました。)
でも、もっとしくじったと思ってたので、Cでも満足してる自分がいます。
(模試ではなぜかボロボロだったし。)
民事の要件事実は保証が出たのは覚えています。
ぼくは過去問と『新問題研究』をゴリゴリやってただけだったので、
「保証なんてやってないよー。」
と思いました。
とはいえ、六法の条文があるし、またぼくは認定司法書士をとるために保証の要件事実は一度完璧に覚えてたので記憶をたどりながらそれっぽいことが書けたと思います。
試験を受けた後に思いましたが、民事は『大島本』を読んでたほうがよかったかなと思います。
たぶん新問研と過去問では物足りないです。
過去問を見る限り、一昔前は大丈夫だったのでしょうが。
刑事はほとんど記憶がありませんが、難しく感じました。
わからなかったので、伝聞法則のテンプレを書いたりしてしのいだと思います。
刑事は過去問しかやりませんでしたが、辰巳の『青本』で刑事手続きを勉強したほうがいろいろスムーズだったかもと思います。
論文だけでなく、短答も含めて。
ぼくは刑事手続きがイマイチ頭に思い描けませんでしたが、口述対策として青本を読んでたらめちゃくちゃイメージがわくようになりました。
予備の短答は基本的に過去問でしか勉強してないので、知識が断片的でしたね。
「やっぱテキストはいいわ。」
と思いました。
・民事実務の再現答案↓
・刑事実務の再現答案↓
・実務科目を勉強してたときの記事↓
>>【ほんとにそうか?】法律実務基礎科目はみんな短答の後にやるとか、時間をかけないほうがいいとか。。
さいごに
冒頭でも書いたように今回の結果は自分の実力だし、精いっぱい努力した結果なので後悔はありません。
ぼくが尊敬する塩見先生やけんさんも1度は論文で落ちてるようだし、ぼくも二人のように2度目で決められるようコツコツ頑張ります。
※追記
けんさんは短答で一度落ちてて、論文は一発合格みたいですね。失礼しました。
あと、来年勉強に専念できるよう今年のうちは働き者になります。
再現答案もボチボチアップしていきます。
ではでは。
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コメント
憲法A、すごいですね!
私は某答練では30点くらいもらえてたのに、本試験ではFでした(大泣
(ちなみに昨年が初受験でした)
てっきり憲法は得意だと思ってたから、驚きました。
その逆もあるのですね。
憲法は、本当に尊敬します。
ありがとうございます!
Aが取れたのは憲法だけですが、論パタにすごく似た問題があったので解くことができました。
なので、ぼくの実力かというと違うと思います。
今度は実力でAを取れるように頑張ります。
ぼくの場合、憲法も含め模試はダメダメでした。
Aが取れた令和元年の憲法再現答案を合格者に見てもらってもE評価とか普通にもらってたので、全然あてにならないと思いました。
おそらく中村先生の書き方が変わってるためだと思いますが、模試や答練の成績は気にしないよう頑張ります(*^^*)