どーも。エクソロです。
予備試験の口述試験の成績通知が届きました。
(最終合格の合格証書も兼ねているためか、今回は書留でした。)
成績はまさかの123点で4位でした。
(民事62、刑事61でしょうか。63はなかなかつきませんよね?)
合格していました。
口述試験のステージに進めたことに感謝し、死力を尽くしてやり切ります。
このように書いた通り死力を尽くし、必死に必死に2週間詰め込んだ成果が出て嬉しいです。
ただ、1位じゃなかったのが悔しいですね・・・。
とはいえ、ぼくにしては上出来です。
子供のころから勉強が苦手だったし、4位なんて取ったことないわ。
運も良かっただろうし、受かっただけで口述は御の字です。
>>令和3年予備試験口述試験再現答案【民事:2日目(4位合格)】
>>令和3年予備試験口述試験再現答案【刑事:1日目(4位合格)】
刑事は準抗告や氏名の黙秘権などをミスっていたと思うのですが、少なくとも60はついたようです。
過去問を繰り返し解いていたら、何度か「被告人の包括的黙秘権」が出てきたので
「『包括的』だったら当然に人定質問で氏名も黙秘権が認められるよね?」
と人定質問での黙秘権を肯定した方も結構いたんじゃないかなと思います。
あと、定石か何かに被告人が氏名を黙秘した場合のことも書いてあったと思いますし。
そういえば、ぼくが黙秘権を肯定したときに主査の先生がページをめくるような動きをしていたと思いますが、おそらく肯定したパターンの問題(というか誘導?)も準備してあったんでしょうね。
それと、再現にある通りぼくは準抗告のところで結構粘っています。
これは辰巳の口述模試で元東京高検検事・元司法研修所教官・弁護士の新庄健二先生が模試で顔色を変えずに泥舟を出していたからです。
口述の再現でも泥舟を出す試験官がいたので、準抗告のときも
「引っかからないぞ。」
という気持ちでした。
(でもあと1回何か言われたら誘導だと思って変えていたはずです。)
ちなみに、もっとハキハキとゆっくり話せばあと1点ついたかなとかも思います。
模試でも
「言っていることは正しいのに早口だから自信がないように見える。」
という指摘もいただきました。
しかし、ゆっくり話すことはしませんでした。
自分の声で録音した過去問を聞いて自分で答える練習をする際、ゆっくり話すことも試しました。
でもそうすると、ぼくの記憶力の悪さゆえにゆっくり話すとさっきまで頭にあったことが飛んでわからなくなることが多発したんですよね。
これは論文で解釈論を吐き出すときにもあり、書いている途中で
「あれ、何だったっけ?」
と手が止まることがあります。
そのため、ぼくは1度脳内で全部解釈論を再生してから書くようにしていました。
とにかくせっかく頭にあったのに言えなくなるのはもったいないです。
なので、ぼくは頭にあることを頭にあるうちに自分のペース(客観的にはやや早口)で話しました。
早口で犠牲にしたものもありますが、得られたもののほうが圧倒的に大きかったと思います。
今回使った教材はこんなところです。
【民事】
要件事実
- 大島本上巻
- 新問研
文書
- 大島本入門編
倫理
- 大島本入門編
民訴
- 条解テキスト
- 論パタテキスト
- オートマシステム
【刑事】
刑法
- 重問
- アガルート論証集
- 条解テキスト
- 論パタテキスト
- オートマシステム
刑訴
- 刑事実務基礎の定石
- 辰巳の青本(法律実務基礎科目ハンドブック)
- 重問
- 条解テキスト
- 論パタテキスト
下記記事にも書きましたが、今回の口述は重問のおかげで2週間で間に合った感があります。
論パタと予備論文過去問を論文期間中に解くだけでは、2週間がかなりハードだったと思います。
実際去年までは口述過去問で初めて知る知識もあり、
「こんな難しいのか。」
と思っていました。
そんなこともあり、『基本刑法Ⅱ』という重問より分厚い教材(基本書)も買いました。
重問が無かったら、論文に受かった今年は
「基本刑法をやるぞ!」
となっていたかもしれません。
あと、去年・おととしと予備論文合格を信じて口述受験生だったのもすごくすごく良かったと思います。
ぼくは今回が初の口述試験でしたが、バーチャルなベテラン口述受験生だったんですよね。
少なくともそれぞれの年で過去問を2周はしました。
大島本もしました。
最悪のシナリオである「せっかく論文に受かったのに口述落ち」ということを回避するためにぼくは合理的な選択をしていたと思います。
「お前、全然合格に成績が届いていなかったじゃないか。」
という批判もあるでしょうが、結果がわかってからそう言うのは誰でもできます。
不確実な中で「最悪」を想定するのが大事だし、「最悪」を回避するために熱も入り、濃い勉強ができたと思います。
それから、才能がなく、コツコツの努力型のぼくは知識を武器にしたほうがいいなと今回の口述の成績も見て思いました。
そういう意味でもやはり重問に早く着手すればよかったです。
詳しくは以下の記事にも書きました。
生まれ持った頭の良し悪しは仕方がありませんが、コツコツやれば道は開けると思います。
>>2年間ガチで勉強しても1534位だった底辺予備試験受験生が4ヶ月半アガルートの重問に取り組んだら下剋上合格した話。【評判と使い方】
それにしても、予備試験合格者はだいぶVIPですね。
体験記をちょっと書けばお金が数万円もらえるところもあったし、予備校代も無料だったりします。
それもこれも、ロースクールではなく予備試験といういばらの道でやってきたおかげです。
こちらはさっきLECさんから届いたやつで、矢島純一先生の教材や答練の束です。
知らない人もいるでしょうが、ぼくは元々LEC生なんです。
だから、入門講座出身者として合格サポートが受けられました。
さて、もう少し仕事に時間がかかりますが、何とか11月中に終わらせられるようこちらもやり切ります。
それではまた。
コメント
こんにちは。
六法は使っておられましたか?
使っていたら何を使っていたか、そして現在のおすすめは何か教えて欲しいです。
mmmさん、こんにちは。
ぼくは予備試験のときは、予備試験で実際に使われた六法(法文)を使っていました。
論文試験本番はまさに予備試験法文で問題を解くからです。
(司法試験では、司法試験の法文です。)
メルカリやヤフオクに出ているので、ぜひ最新版をゲットしておいてください!
こんばんは。
社会人受験生です。
4S講座からの重要問題集を使って、勉強しています。論証集も購入しました。
エクソロさんのブログを参考にさせてもらって、講座を選択しています。
4Sの図解は確かにイメージが持てますね。重要問題を4S図を書いて答案構成したりしてます。
まだまだ、エクソロさんの真似が仕切れていませんが、エクソロさんのスキルを学んで、ぜひ私も予備試験合格したいです。
コーさん、こんにちは。
参考にしてくださり、ありがとうございます!
ぜひこれからも真似をして予備試験合格を勝ち取ってください!