どーも。エクソロです。
おととい・昨日と予備口述試験を新浦安で受けてきました。
(写真は本試験前日の下見のときに撮った口述会場の法務省浦安総合センターです。口述の思い出がよみがえります。。)
いやー、それにしても論文合格後から口述本試験までの2週間は超絶ヘビーでした。
正直、論文合格者がこんなに大変な目に合っているとは思っていませんでした。
これまでは自分の論文不合格後に知らぬ間に2週間が過ぎており、ネットを見て
「そうか今日(明日)は口述か。いいなー。」
とのんきに思っていました。
でもこんなにも苦しくて大変な2週間を過ごされていたんですね。
もう尊敬しかありません。
受けに行った自分が言うのもなんですが、予備口述は受け切っただけでもすごいと思います。
予備口述の大変なところは「高い合格率」と「落ちたらまた短答からやり直しになる」というところからくると思います。
なのでプレッシャーが半端ではありません。
しかも、民法、民訴、民事実務、刑法、刑訴、刑事実務の膨大な範囲を1対2の状況で即座に口頭で答えないといけないという独特の難しさがあります。
それで必死に必死に勉強しました。
しかし、苦しくても
「この苦しみは論文合格者にしか味わえない特権なんだ。」
「去年・おととしと口述に進めなかったことを考えると、この辛さは幸せなこと。」
とも思い、最後まで走り切ることができました。
それまで口述に進めずにいましたし、やはり論文落ちのほうがずっとずっと辛いです。
そんなわけでめっちゃ勉強した2週間でした。
とはいえ、論文のときも同じくらいやってたかなと。
それくらいぼくの勉強は普段からハイインテンシティです。
ただ、勉強から遠ざかっていたのもあっていきなり最高潮ペースに持って行ったのでそこはきつかったです。
また、相対的にインプットが多めで睡眠時間も短くしたので勉強時間自体は少し伸びました。
(やっぱ論文を解くのが一番疲れるのでそのぶん勉強時間も短くなります。
それと、睡眠を削ると頭に入るのが遅くなるし、やたら疲れて回復が遅くなり休憩が長くなるので、削るべきではないなと今回再確認しました。)
あと、短期決戦だったから無理が利いたのもありますね。
口述試験本試験日も大変でした。
「いつ自分の番号が呼ばれるか」という恐怖です。
同じ部屋の自分の前の番号の人が呼ばれた。
次は自分の番だ。
同じ順番の違う部屋の人が呼ばれた。
自分はまだだろうか。
来るなら早く来い。
とドキドキしていました。
そんなわけで、最初しばらく待っている体育館や発射台では基本的に勉強せず、心の平穏を保つことと頭をクリアにすることを第一に考えました。
心の平穏を保つためにぼくが考えていたことは
「本物の戦争よりはマシだ。」
ということです。
自分の番号が呼ばれるのを待っている口述の待機時間は戦争で突撃命令を待っている最前線の兵士の心理状態にちょっとだけ近いのではないかと思います。
とはいえ、命のやり取りをするわけではないのでまったく別物と言えば別物で、全然マシなものです。
だからそれまで戦争作品を見て疑似体験した戦場を思い出して本物の戦争より全然マシだと思っていました。
(『バンド・オブ・ブラザース』、『プライベート・ライアン』、『ザ・パシフィック』、『硫黄島からの手紙』、『父親たちの星条旗』、『1917 命をかけた伝令』などなど。)
試験について詳細は再現を書いたのでこちらをご覧ください。
2日間ともまー大変でした。
特に1日目の刑事。
刑事の先生方か厳しいのは聞いていたので想定内でしたが。
それと比べたら民事の先生方は仏でしたね。
それから、2日目の民事が終わった後に終了室に行く途中で見たあの海の景色は何とも言えないほど美しかったです。
口述が2日とも終わって解放感に満ち溢れている中で見たので、それもありなお美しく見えたんだと思います。
写真を撮ってブログに載せたかったくらいです。
口述の結果はわかりません。
しかし、ダメならダメで仕方がないと思えるくらい今回も本気で挑みました。
(ただ仕方がないとはいえ、しばらく立ち直れず勉強は休むでしょうね。)
「論文合格発表前にもっと勉強しとけよ!」
という意見もあるかもですが、ただでさえ論文試験までで大変だったのに結果が見えない中で論文試験後に切り替えてやるのは現実的ではありませんでした。
それくらいそもそも論文試験までがしんどかったし、やり切っていろいろもう途切れてしまったし、ほかにやることもあったし、2年連続で結果が出ずに絶望したならなおさら。
参考:もうすぐ予備論文試験。
そんなわけで後悔はありません。
とにかく今回は口述試験までの2週間と本試験、普通はしない体験をしてとても良い経験をしました。
あとは発表を待ちます。
論文の成績についてもまた載せますね。
それではまた。
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